陥没乳頭

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陥没乳頭とは

陥没乳頭とは

堺市西区の伊谷形成外科・皮フ科クリニックでは、陥没乳頭の診断から治療までを一貫して行っています。

陥没乳頭とは、乳頭(乳首)が乳輪の表面から突出せずに、内側に引き込まれている状態です。軽度のものも含めると女性の約10人に1人に見られるとされており、決して珍しい症状ではありません。

当院には10代から60代まで幅広い年代の方が来院されており、見た目のお悩みや将来の授乳に対する不安からご相談されるケースが多く見られます。デリケートなお悩みですので、診察時には必ず女性スタッフが同席いたします。

こんなお悩みはありませんか?

  • 乳頭が凹んでいて外に出てこない
  • 指で引き出しても、すぐに元に戻ってしまう
  • 見た目が気になって悩んでいる
  • 将来、きちんと授乳ができるか心配
  • 乳頭の周囲に炎症が起きることがある
  • 手術を受けるべきか迷っている

陥没乳頭の原因

陥没乳頭の原因は、大きく「先天性」と「後天性」に分けられます。

先天性の陥没乳頭

生まれつきの体質によるもので、多くの場合はこちらに該当します。乳管(母乳が通る管)の未発達や、乳頭の下にある線維性組織が乳頭を内側に引っ張っていることが原因です。

後天性の陥没乳頭

元々は突出していた乳頭が、何らかの原因で陥没した状態です。乳腺炎や乳輪下膿瘍(にゅうりんかのうよう)による瘢痕(はんこん)形成、授乳時の損傷、乳がんやその治療の影響などが原因として挙げられます。

陥没乳頭のグレード分類

陥没乳頭は症状の程度によって3段階に分類されます。当院では視診と触診によってグレードを判定します。

Ⅰ度(軽度)

指で押したり引っ張ったりすると容易に突出して、しばらくその状態を維持できます。保存的な方法で改善が期待できるケースもあります。

Ⅱ度(中等度)

乳頭を引き出すことはできますが、力を緩めるとすぐに元の状態に戻ってしまいます。この段階から手術の検討が始まります。当院を受診される方の多くがⅡ度以上に該当します。

Ⅲ度(重度)

どのような方法でも乳頭を引き出すことが難しい状態です。通常は手術が必要となります。

陥没乳頭の治療方法

保存療法

主にⅠ度の陥没乳頭に対して行われます。乳頭吸引器による持続的な吸引や、マッサージ法、ブルックスホフマン法(乳頭の両側を指で押して外側に引っ張る方法)などがあり、ご自宅で続けていただけます。ただし、Ⅱ度以上の症状では改善が難しい場合があります。

手術療法(埋没法)

乳頭周囲に2mm程度の小さな穴を開けて、特殊な糸を通して乳頭を固定する方法です。傷跡がほとんど残らず、乳管を温存できるため授乳機能への影響も少ないことが特徴です。主にⅠ~Ⅱ度が適応となりますが、重度の症状には効果が限定的で、切開法に比べると再発率がやや高い傾向があります。

手術療法(切開法)

乳頭周囲を切開して、陥没の原因となる線維組織を剥離した上で、乳頭下に組織を充填して突出状態を安定させる方法です。Ⅱ~Ⅲ度に適応があり、再発リスクが低いことが特徴です。傷跡が残る可能性はありますが、形成外科の技術を活かして目立ちにくい仕上がりを目指します。

当院の陥没乳頭治療の特徴

二つの術式から患者様に合った方法を選択

当院では埋没法と切開法の両方に対応しており、症状の程度やご希望に応じた術式をご提案しています。傷跡を重視される方には埋没法を、より確実な効果を求める方には切開法をご案内するなど、それぞれの特徴を詳しくご説明した上で、患者様ご自身にお選びいただいています。

相談だけでもお気軽に

ご相談いただいた方の半数以上が手術を選択されていますが、手術を決めていない段階でのご来院も歓迎しています。「自分の状態がどの程度なのか知りたい」といったご相談だけでも構いません。

女性スタッフが必ず同席

陥没乳頭はプライベートな部位に関するお悩みです。当院では診察時に必ず女性スタッフが同席して、患者様が安心して相談できる環境を整えています。

手術の流れ

step 01

初診・カウンセリング

視診と触診でグレードを判定して、症状やご希望に合わせた治療方法をご説明します。

step 02

術前検査

手術に必要な血液検査を行います。検査結果に問題がなければ手術日を確定します。

step 03

手術

局所麻酔で行い、手術時間は片側約30分、両側で約1時間が目安です。日帰りで受けていただけます。

step 04

術後の経過観察

術後約1週間で抜糸を行い、その後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の間隔で経過を確認します。半年間は授乳キャップなどの保護具で乳頭の形状を維持していただきます。

リスクと合併症

陥没乳頭の手術では、以下のリスクが考えられます。

再発

術後に乳頭が再び陥没する可能性があります。埋没法は切開法に比べて再発率がやや高い傾向があり、術後の保護具の使用と定期的な経過観察が予防に大切です。

感染症・乳頭壊死

術後の感染や、稀に血流への影響による乳頭壊死が生じることがあります。異変を感じた場合にはすぐにご連絡ください。

授乳への影響

乳管を温存する術式を基本としていますが、術後の授乳機能が完全に保たれることを保証するものではありません。将来の授乳についてご不安がある方は、カウンセリングの際にご相談ください。

後天性陥没乳頭と乳頭再建

乳がんの手術などで乳頭が変形・喪失した方には、乳頭・乳輪の再建手術にも日帰りで対応しています。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

陥没乳頭でお悩みの方へ

陥没乳頭でお悩みの方へ

陥没乳頭は、適切な治療を受けることで改善が期待できる症状です。お一人で悩まずに、まずはお気軽にご相談ください。ご相談の段階から女性スタッフが同席いたしますので、安心してお越しいただけます。

院長 伊谷 善仁 (ITANI YOSHIHITO)

執筆者
伊谷形成外科・皮フ科クリニック

院長 伊谷 善仁(ITANI YOSHIHITO)

略歴

  • 2006年3月近畿大学医学部 卒業
  • 2008年4月近畿大学医学部 形成外科
  • 2016年7月札幌医科大学 形成外科
  • 2017年4月近畿大学医学部 形成外科
  • 2018年1月近畿大学医学部 皮膚科兼務
  • 2020年4月近畿大学病院 スキンサージェリーセンター 副センター長
  • 2024年3月伊谷形成外科・皮フ科クリニック 開院

資格

  • 日本形成外科学会 形成外科専門医
  • 皮膚腫瘍外科分野指導医(日本形成外科学会)
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本創傷外科学会 創傷外科専門医

所属学会

  • 日本形成外科学会
  • 日本皮膚科学会
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 評議員
  • 日本乳癌学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本レーザー医学会
  • 日本アレルギー学会
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